NISAを始めて6年。
「順風満帆に資産が増えた」と言いたいところだけど、実際はそうじゃない。
NISAを取り崩して、また貯金0円に戻ったこともある。 トランプショックでは含み益30%以上が一瞬でマイナスに転落し、利確すべきか悩んだ。 積立額を減らしたことも、「投資をサボってしまった」と罪悪感を感じたこともある。
それでも、貯金0円の新卒1年目から積立を続けてきた6年間には、 「失敗したからこそ見えたもの」がたくさんあった。
この記事では、私のNISA 6年間を年表形式で振り返りながら、 やらかした失敗と、そこから得た教訓を正直に書いていく。
これから投資を始める人、始めたばかりの人に、 「完璧じゃなくても続ければなんとかなる」ということが伝われば嬉しい。
1年目 貯金0円、知識ゼロからのスタート
当時の状況
- 新卒1年目
- 貯金:0円
- 投資知識:ほぼゼロ
やったこと
- 食費を月5万円→3万円に削減
- ゲームの課金や使っていない音楽アプリを解約
- 月2万円をeMAX Slim 全世界株式に積立開始
- 現金貯金はほぼできず
当時の分からなさ
投資を始めようと決めたものの、最初は本当に何も分からなかった。
調べなければいけないことが多すぎた:
- 株式で利益が出る仕組み:なぜ株は値動きするのか?
- 投資信託のビジネスロジック:ビジネスとしてどのように利益を生んでいるのか?
- 手数料とは:何にいくら取られるのか?
- 長期投資と短期投資の違い:どっちを前提にするべきなのか?
ネットで調べても、専門用語だらけで理解できない記事ばかり。 YouTubeも見たけど、「結論だけ教えてくれて、理由が分からない」ことが多かった。
それでも、「分からないまま放置するのはもっと怖い」と思って、 とにかく勉強がてら少額で始めることにした。
今振り返って
この「とにかく始めた」判断は正解だった。
完璧に理解してから始めようとしたら、今も始めてなかったと思う。
実際にお金を入れると、嫌でも勉強するようになる。 「自分のお金がかかってる」という感覚が、一番の学習動機になった。
2年目 昇給分を投資に回せた成功体験
当時の状況
- 月数万円の昇給
- 生活水準を上げず、昇給分を投資と貯金に回す
やったこと
- 現金貯金:月3万円
- NISA積立:S&P500インデックスファンドに+1万円追加(計3万円/月)
- ボーナスは半分を貯金と投資に
当時の心境
昇給したとき、「ちょっと贅沢してもいいかな」とも思った。
でも、生活水準を上げると戻せなくなることを知っていたから、 1年目と同じ生活費を維持した。
その結果、月6万円(貯金3万+NISA3万)を回せるようになった。
今振り返って
この「昇給しても生活水準を上げない」判断は、今でも正解だったと思う。
1年目で無駄を省いた生活習慣を、
2年目で貯金の習慣がついたから、3年目以降も続けられた。
逆に、ここで生活水準を上げていたら、後で苦しくなっていたと思う。
3年目 車購入でNISA取り崩し、貯金0に逆戻り
当時の状況
- NISA残高:70万円
- 現金貯金:150万円
- 中古車200万円を購入 → 貯金全額とNISAを一部取り崩し
やったこと
- 車購入後、駐車場代と維持費(ガソリン代、自動車税など)が月の固定費に追加
- 生活が厳しくなり、NISA積立を月3万→2万に減額(半年間)
車を買うかどうか迷ったときの心境
車は趣味で使うため、必須ではなかった。あくまで娯楽目的。
だからこそ、本当に買うべきか悩んだ。
デメリット:
- 固定費が月数万円増える(駐車場代、ガソリン代、保険、税金…)
- せっかく貯めた資産を取り崩すことになる
メリット:
- 私生活が充実する
- 行動範囲が広がる
天秤にかけた結果、「今しかできない」と思って購入を決めた。
趣味がキャンプや温泉巡りな私には車の保有によって大きく幸福度があがることが明白だった。
実際に買ってから感じた焦り
ただ、実際に買ってから目に見えて大きな金額が毎月かかるようになって、焦った。
ガソリン代や保険料の高さを、リアルに感じた。
「このまま車を保持していてよいのか?」と何度も考えた。
結局、半年間はNISA積立を月2万円に減らして、生活費とのバランスを取った。
減額を振り返って
でも、これも正解だったと思う。
無理して積立を続けて生活が破綻するより、 一時的に減額してでも「続ける」ことの方が大事だった。
NISAは「絶対に取り崩してはいけない」ものじゃない。 人生のイベント(車、結婚、引っ越しなど)で使うのは当然のこと。
大事なのは、投資を完全にやめないことだった。
4年目 地道な積立で200万突破
当時の状況
- 仕事で月数万の昇給
- NISA積立を月3万に戻す
やったこと
- ボーナスを8割貯金に
- 貯金+NISAで200万円を突破
当時の心境
3年目で一度リセットされた資産が、また増え始めた。
「続ければ戻る」ことを実感した年だった。
今振り返って
この年は特に大きな失敗もなく、淡々と続けた。
派手さはないけど、こういう「何もしない年」が一番大事だったかもしれない。
5年目 積立額を増やし、400万突破
当時の状況
- NISA積立を月5万円に増額
- 貯金+NISAで400万円突破
やったこと
- 淡々と積立を継続
今振り返って
この年も大きな変化はなかった。
でも、積立額を増やせたことで、資産の伸びが加速した。
「収入が増えたら、生活費ではなく投資に回す」 これを徹底できたことが、今の資産につながっている。
6年目 トランプショックで学んだこと
当時の状況
- 貯金+NISAで500万円突破
- 4月、トランプショックで含み益30%以上→マイナスに転落
トランプショック時の葛藤
それまで順調に増えていた含み益が、みるみる減っていった。
「利確すべきか?」
かなり悩んだ。
でも、利確には時間がかかるのはわかっていた。
タイミングが悪ければ含み損状態で利確してしまうかもしれない。
ここで1年目に調べていたことが頭によぎる
「NISAは長期投資を前提に。暴落も想定内と思え。」
結局、何もせず様子を見ることにした。
今振り返って
損切りしなかったことは、正解だった。
その後、相場は回復し、含み益もプラスに戻った。
ただ、欲を出せば一つ後悔していることがある。
それは、暴落時に一括増資できなかったこと。
「今が買い時」と頭では分かっていたのに、 「もっと下がるかも」という恐怖で動けなかった。
暴落の最中に冷静に判断するのは、本当に難しい。
6年間で学んだ3つのこと
1. 完璧じゃなくても、続けることが一番大事
私のNISA 6年間は、不安と失敗の連続だった。
- 車を買うためにNISAを取り崩した
- 生活が厳しくて投資額を減額した
- トランプショック時に増資できなかった
でも、「投資をやめる」という選択はしなかった。
その結果、6年間で貯金+NISAは500万円まで増えた。
完璧を目指さなくていい。 失敗してもいい。
大事なのは、続けること。
2. 無理な積立額は続かない
1年目は月2万円、2年目は月3万円、車を買った後は月2万円に減額。
その時々の生活に合わせて、積立額を調整してきた。
もし「絶対に月5万円積み立てる!」と決めていたら、 途中で挫折していたと思う。
無理のない金額で、長く続ける。 これが一番大事。
ネットに落ちている情報はあなたの生活をみていない。ということは読んでいるあなたにも念頭に置いておいてほしい。
3. 暴落時こそチャンス(でも実行は難しい)
トランプショック時、増資できなかったことは今でも後悔している。
「今が買い時」と頭では分かっていたのに、 「もっと下がるかも」という恐怖で動けなかった。
でも、これは誰にでも起こることだと思う。 暴落の最中に冷静に判断できる人なんて、ほとんどいない。
今の私のルール:
- 暴落時用の「現金クッション」を常に用意しておく(資産の10%)
- 「〇%下落したら〇万円買う」と事前にルール化しておく
こうしておけば、次の暴落時には動けるはず。
【まとめ】これから投資を始める人へ
貯金0円からNISAを始めて6年。
完璧にはできなかった。 車を買うためにNISAを取り崩したし、暴落時に増資もできなかった。 積立額を減らしたこともある。
でも、続けたことが一番の成功だったと思う。
「投資をやめる」という選択だけはしなかった。
その結果、6年間で貯金+NISAは500万円まで増えた。
これから投資を始める人へ。
完璧を目指さなくていい。 失敗してもいい。 大事なのは、「続けること」。
私の失敗が、誰かの参考になれば嬉しい。

コメント